東日本大震災・福島第一原発事故から６年の年月が経過しようとしています。福島は本当に大きな苦難を与えられ、必死に乗り越えようと努力してきました。中でも風評は、被災した県民に更なる心の傷を与え、差別という問題も起こりました。

時間の経過とともに、問題は薄れていっているように錯覚しますが、根本的な問題は何一つ解決していません。むしろ、多額の賠償や保証金の陰に隠れてしまい、これから先自立を考えなければいけない福島の思考を鈍らせている様に感じます。

県産品の安全の為に行っている検査や除染などの努力も、県外の人達に伝わらなくては意味がありません。時間の経過とともに起きる風化との戦いはこれからが本番だと考えます。 これからも多くの政財界、著名人の方々とのツナガリを積極的につくり、安全安心の為に努力している本当の福島の姿を全国・全世界に発信する為に、大規模な慰霊祭・復興コンサートを開催して参りますので、一人でも多くの方々のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

第6回福魂祭実行委員会
委員長 西條 勝昭